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OpenSSH (Open Secure Shell) は、SSHプロトコルを利用するためのソフトウェアで、SSHサーバおよびSSHクライアントを含む。OpenSSHは、OpenBSDプロジェクトにより開発が行われ、BSDライセンスで公開されている。オリジナルのSSH実装であるSSH Tectiaなど、SSHには他にいくつかの実装があるが、2008年の時点でOpenSSHは世界で最も使用されているSSH実装である。 == 歴史 == オリジナルのSSHは、Tatu Ylönenにより1995年に開発され、はじめフリーで公開された。しかし、同年12月には、SSH社 (SSH Communications Security) が設立され、プロプライエタリ・ソフトウェアとなった。OpenBSDの開発チームは、オリジナルのSSHの最後のフリーなバージョンであるssh 1.2.12をもとに改良を加え、1999年12月に、OpenSSHの最初のバージョンであるOpenSSH 1.2.2を、OpenBSD 2.6とともに発表した。 最初のOpenSSHの発表後、OpenBSDチームはOpenSSHの他のオペレーティングシステムへのポーティングと、プロトコルバージョン2への対応を行うことにした。SSHの初期のプロトコルであるバージョン1には脆弱性や制限があり、対応策としてSSH社は、1996年にバージョン1と互換性のないプロトコルバージョン2を発表し、IETFでの仕様策定を経てバージョン2を実装した製品を1998年に発売していた。しかし、それまでの製品より機能が劣り、ライセンスの制限も厳しかったためバージョン2の普及はなかなか進んでいなかった。OpenSSHは、2000年7月にバージョン1とバージョン2に対応したOpenSSH 2.0を、OpenBSD 2.7のリリースとともに発表した。このリリースによりOpenSSHは爆発的に普及し、スタンダードの地位を獲得した。 その後、機能の追加や、何度か見つかった脆弱性への対応が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OpenSSH」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 OpenSSH 」があります。 スポンサード リンク
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